2020/04/01

季節の訪れを室内空間に取り入れる。

今日から4月が始まります。

3月は年度末の関係もあり、31日ぎりぎりまで大忙しいだった人も多いのではないでしょうか。
日本では4月から新年度がはじまります。世界的にみると4月を始まりにしている国は珍しいです。
日本は昔から稲作中心だったために、米の植え付け→収穫→現金化→納税という流れでいうと、
4月始まりというのはごく自然な流れなのかもしれません。

 

まだまだコロナウィルスの影響が終わりを見せる気配がまったくなく、逆にさらに緊張感高まる状態が続いておりますが、仕事の関係で車でうろうろしていると、花屋さんの文句が目に入りました。

今年はおうちで花見をしませんか。

この時期、お店やホテルではさくらの花が咲いた枝をつぼなどに豪華に飾ってあることをよく目にしますが、
桜のある名所・公園で花見が難しいため、同じようなことをご自宅で楽しみましょう!というご提案ですね。

気兼ねなく外出することが難し中で、安全かつ自然の訪れを楽しむためには、例年とは違ったひと工夫が必要ですね。

たまたま娘たちと公園にいったときに桜の幹からでていた胴吹きの芽(樹木の成長のためには不要とされる部分)をとり、小さな器に入れてみました。これだけでも部屋の中が少しあかるくなります。

さくら 室内 お庭

 

 

お庭という外部の空間を室内の空間の一部として、取り入れることにより、
家にいながら日本の自然・四季を感じることができます。

ただこのようにお庭を作る際、注意しないといけないが、建物とお庭との関係性で、特に窓の位置・大きさです。窓があることで室内が外部空間とつながります。

ちょうど最近の仕事の中で、室内からの景色を大切にしたお庭づくりをさせていただいたので、ご紹介させていただきます。

お庭 窓 常緑樹 ソヨゴ

たくさん樹木を植えることで庭が完成するわけではありません。

広い土地がないとお庭ができないわけではありません。

 

重要なのは、樹木の大きさ・形・種類、建物・窓との関係性を考えることです。

 

こんな時だからこそ、普段何気なく見過ごしている窓や、その先にある外の空間を利用して、
日々の暮らしが少しでも充実した物になると、小さな感動や喜びが生まれるかもしれません。

 

 

 

投稿者: 寺下 真司

おすすめ記事