近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

こんにちは。

昨日は冬至でしたね。一年で夜が一番長い日です。冬至を境にまたどんどん日中の時間が長くなっていきますね。長く暗い冬も暦の上ではもう折り返しです。寒い季節も暖かい柚子湯に浸かって乗り切りましょうね。

写真は先日の記事で紹介した井筒の蓋を設置した様子です。青竹が新鮮で美しいですね。背景に見える縦樋も新しいものに交換し、お庭も新年を新しい気持ちで迎えるための準備が万端です。

来年も末永く

年末までお手入れに奔走する日々ですが、過去に造らせて頂いたお庭にお伺いする機会が多いのもこの季節の楽しみの一つでもあります。

こちらのお庭の駐車スペースでは、美しい曲線を御影石で表現しています。二重の波があることで面白みもあり、奥行きが出ていますよね。

今ではあまりこのような意匠をしていないのですが、部屋の中から木々と御影石を見ると、障壁画のような一枚の絵になるような造りになっています。

立派な門構えの横には石積みが施され、門をより豪奢なものに見せていますよね。石積みも積んでから年数が経っているので、良い具合に風合いが出てきたかと思います。自然石の良さは、劣化ではなく変化していくところです。年々違う表情を見せてくれる素材を使うことでお庭を長いあいだ楽しむことができます。

ブログ用の写真を撮影するということで、お水もわざわざ流していただきました！

家の中から初めて見させて頂いたのですが、やはり外から見るのとでは見え方が違いますよね。剪定とお掃除をしたあとなのでより綺麗に見えます。

しかし、綺麗に見えますが木々が万全の状態とも限りません。長年管理していると、木々の状態もよく分かってきます。栄養不足や日照不足、さまざまな状態をこの剪定の際に見つけ、次にどうするのか判断をすることが重要です。

健康なお庭は綺麗なお庭ですよね！今回もお手入れが上手にできて良かったです。

お客様と休憩中の談笑も私たちにとっては良い時間です。お庭を大切にしてくださっているのが伝わる時間を大切に、今年も残り僅かですが頑張っていきましょう！

＊近江庭園　年末年始のお知らせ

仕事納め　令和元年　12月27日(金)
仕事初め　令和二年　1月6日(月)

12月28日（土）〜1月5日（日）は冬季休暇のため、
この間にいただいた、お問い合わせにつきまして 1月6日（月）以降に回答をさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。