2019/12/20

今年最後の竹仕事

こんにちは。

椿 あけぼの

山茶花がたくさん咲き始めたなと思っていたら、もう椿も咲き始めていますね。こちらは会社の曙(あけぼの)椿です。椿は種類が豊富で、知らない種類ばかりですが、どんな種類も品があって冬の寒い時期でもしっかりと咲いてくれるのが健気で良いですよね。

現在、近江庭園のオンラインショップでも椿各種取り扱っておりますので、ぜひご覧下さい → 

 

気持ちの良い年越しを

年末になると毎年、露地の庭のお手入れに入ります。

その作業の一つとして井筒の蓋のやりかえやシュロぼうきの製作があります。 

竹 井筒の蓋

竹 造園

シュロ縄

冬の恒例のお仕事になっておりますので、先輩の職人は慣れてきた井筒の蓋製作。後輩に指導しながら、シュロ縄での結び方や綺麗に見える竹の側面の選び方などを教えています。

毎年、四苦八苦しながら作っていたものが、今では手際がどんどん良くなり、品質も上がっているのではと思います。

井筒の蓋 シュロぼうき

こちらが完成した蓋とシュロぼうきです。これらを設置しに行きましたが、とっぷり日が暮れてしまっていたので良い写真がございません…。また明るい時にお庭の様子を撮影してきます!

 

松 剪定 練習

お庭を綺麗にするためにはお庭の添景物を綺麗にすることも大切ですが、樹木の剪定作業もセットで大切なお仕事です。この時期のマツの剪定について会長が職人に指導してくださっています。マツの枝を利用してどうすれば美しく仕立てられるか、どんな枝を切り残していくか、それらを見本を見せながら指導しています。

松 剪定

松葉

まだまだ会長のようにとはいきませんが、最近私も剪定をさせてもらえる樹木がやっと増えてきました。堅実に技術を自分のものにしていくこと、考えながら動くこと、これらを日頃からもっと意識してお庭に関わっていかなければなりませんね。

日本のお庭の伝統技術を守るということをきちんと考えなければなりません。それにはどういう意味があるのか、どうしたらそれが出来るようになるのか。こうしてお庭を綺麗にしていく日々が続く年末の忙しい時にこそ、頭の片隅で少し考えなければならないなと思います。

なんにせよ、お客様が綺麗になったお庭を見て満足そうにされているのが嬉しいので、今は残りの二週間を駆け抜けていきたいと思います!

 

*近江庭園 年末年始のお知らせ

仕事納め 令和元年 12月27日(金)
仕事初め 令和二年 1月6日(月)

12月28日(土)〜1月5日(日)は冬季休暇のため、
この間にいただいた、お問い合わせにつきまして 1月6日(月)以降に回答をさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

投稿者: 松本 友香里

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