2019/03/15

待ち侘びた景色

こんにちは。

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会社のサンシュユがちらと綻びはじめ、今年もまたこの黄色い小花を見る季節になったのかと季節の巡りを実感しています。控えめに咲くこの花が春の楽しみです。

今のこの季節、暦の上では「桃始笑(ももはじめてさく)」という季節になります。さく、という字が笑うという字なのがとても素敵ですよね。人が微笑んだり、花が咲く様子も「花笑み」と言いますし、麗らかな春の感じに心安らぎます。

 

そんな日々暖かくなっていく春と共に進んできました、こちらの現場

とうとう、完成致しました…!!

工期が差し迫った中で、職人一丸となって進めてきた現場ですので完成させることが出来た時の感動は一入でした。

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 お庭には物語があります。お庭を通して味わっていただけるお客様の感動、植物や石といった生き物の生命力、そして私たち職人たちの思い、そんなものが少しでも分かち合えるお庭になっていたらと思います。

今は樹木が落葉し、葉がない木が多いのですが、もっと春が深くなり、初夏にかけて緑が瑞々しくなる頃が私は本当に楽しみです。青々として爽やかなお庭は今の季節とは違う風景を生み出していることと思います。

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本当に学ぶことの多かった現場でした。

個人邸にお庭を造ることとは違った工事の進め方や、さまざまな工夫。職人同士で意見や方法を打合せし、工期に無事に収めるため試行錯誤しました。

お庭を造る、存在させることの意義についても私は個人的にも頭を悩ませました。(長くなるので割愛します笑)

ですが、この試行錯誤が次の現場へと繋がるステップの一段になっているのだと思います。今回の反省点や良かったところは職人同士で共有し新たなお庭造りへの広がりをつくっていけたらと思います。

お庭造りに終わりはなく、技術や知識、工夫にも限りはないのだなあと感じます。

 

完成したお庭が本当に美しく見えて、完成を待ち侘びていただけにストンと心にお庭が入り込んでくるような感じでした。この気持ちがお庭を造る理由の一つなんだなと深く思います。

投稿者: 松本 友香里

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