2020/08/14

真夏の植栽は細心の注意を

こんにちは。

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ホトトギスの花が咲き始めています。この花が咲いているのを見ると秋が始まろうとしているのがわかります。多くの植物たちが今が盛りとばかりにこの夏を謳歌していることと思いますが、すでに季節の変化を知らせる植物たちも動き出しているのですね。今年は梅雨が長かったため、夏も短いのではないかと思っておりますが、いざ去ってしまう季節を思うと少し切ないような気持ちがしますね。

 

水切れに注意

私たちがいま取り掛かっている森をつくるプロジェクト。大きく立派な樹木たちは森をつくるために必須の存在なのですが、いかんせん夏の植栽は植物たちにとって最も過酷な状況下で行われるため私たちは細心の注意が必要です。

暑い時期に根っこを切られて鉢を巻かれてしまいますので、植物たちはお水を吸えずに常に喉が渇いている状態といえます。最も水が必要な時期にそんなことをされてしまったら植物の立場からしたらとんでもないことなのですが、そんなことは問答無用に工事は進んでしまいます。

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巨大レッカーを使用しての植栽です。場所の関係上、植栽の際に樹木が空を飛ぶような形でどんどん植えられていきます。地上にあった樹木がすっと空を横切る光景はとても不思議に映りました。小さく見えますが5~6mある樹木です。

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樹木に水を与えながら次々に植えていきます。落葉樹、常緑樹、樹種を見ながら配植していき、森をつくっていきます。植えられた樹木には、蝉や近くの川からやってきたカエルが乗っていて、早速自然の森のような賑やかさが生まれています。我々がつくった森ですが、この場所独自の生態系が生まれたらとても面白いなと思っています。

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水やりをしっかりしているため、この季節にも関わらず樹木の葉は青々として元気そうです。このまましっかり根付いてこの土地の森になるように、細心の注意を払って作業していきたいです。

ちなみに石積みも進んでおります!暑いですが、植物と一緒に私たちも水分補給をしっかりして頑張りましょう!

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投稿者: 松本 友香里

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