2019/08/01

8月のお花と水まきについて


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いよいよ、8月。夏本番です!

あと8日もすれば、暦の上では立秋(りっしゅう=すなわち秋)ですが
現実世界は、灼熱の太陽が降り注ぐ、猛暑日が続いています。


こんなとき、植物の水やりはどうするの??

って、思ったことはありませんか?
今回は、夏場の水まきについて、簡単に触れてみましょう。

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植物は、自ら声は発しませんが、静かなる生き物。
夏場の生命線を左右する、非常に大事なのが、水まきです。

Q:そもそも水やりって、どんな役割があるん??

水やりによって以下のような効果が期待できます。


・根を通して植物に水分を吸収させる。

・葉から水分を蒸散し、体温調節を行う。

根から吸収する水分よりも葉から蒸散する水分が上回ると植物が萎れ、最悪の場合枯れてしまいます。
水分を効率よく吸収させるための水やりのタイミングが重要といえます。


Q:じゃあ、そのタイミングって??

猛暑と乾燥で植物が疲れやすい季節です。

最近、庭づくりを終えた方や、庭に植えた!という方、、
水やりが非常に重要な時期と言えます。1日2回水やりを行いましょう。

この時、昼間の散水は水滴がレンズの代わりとなって葉を傷めるので
早朝(朝9時ごろまでに)、もしくは、夕暮れ時(5時以降)に行うと良いでしょう。

また、ホース内で温まった熱い水が樹木にかからないよう、出始めの水は捨てましょう。


Q:どのくらい、水をまくん??

毎日お水まいても、強い日差しで乾燥しがち。。

庭木の場合は、表土に水たまりができる程度に。
鉢植えの場合は、鉢底から水が染み出す程度まで、与えてください。

*植物によっては、多湿を嫌う種類もございます!
*くわしくは、お気軽にお問い合わせください。→→→


夏場というと、花の少ない時期。。。
そんな印象はありませんか??

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檜扇(ヒオウギ)
アヤメ科の多年草。京都祇園祭では魔除けと祀られる、欠かすことのできない山草です。

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宗旦木槿(ソウタン ムクゲ)
アオイ科フの落葉樹。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、宗丹木槿と呼ばれます。

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柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)
アジサイ科の落葉低木。花盛りを終え、葉も花も朱に染まる時期。
グリーンから真っ赤へと移りゆく美しさがあります。

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蓮(ハス)
ハス科の多年性水生植物。花びらの造形がとても神秘的です。
泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされます。


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合歓の木(ネムノキ)
マメ科落葉高木。この時期になると、葉の先から化粧の刷毛の様な繊細な花を咲かせます。


夏の暑さの中にも、よく目を凝らすとたくさんの花が咲き誇っています!
まずは気軽に、自然を取り入れてみてはいかがでしょうか。。



植物にとっての非常に大切な活力源である、”水まき” 

私たち人間も暑さでくたばってしまいそうですが、
夏場の水撒きを克服すると、秋にはとても美しい表情をみせてくれますよ!

がんばって、水を与えましょう!!!

投稿者: 平木 雄一朗

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