ガーデニング(お庭のお世話)で悩みの種となるのは、雑草、水やり、虫(害虫)対策で、「3大悩み」と言っていいでしょう。今日は、そのうちの一つの虫(害虫)のアブラムシ対策についてお話したいと思います。小学生や幼稚園児さんでも安心してお手伝いしていただけるやりかたです!
★会社のお庭に咲いていたブッシュカン(仏手柑)の花
・草丈・・・2m〜4m(写真のは50㎝ほど)
・花期・・・5月(写真は今咲いています?)
果実がとっても特異な形をしています。見たらびっくりですヨ
アブラムシは、樹液を吸って自分の栄養にして生きています。また、アブラムシは糞をして、草木の幹、茎、葉っぱに付着しそれに黒いカビが生えたりします。これをスス病と言います。そうです、アブラムシは二次災害をも引き起こすので厄介きわまりないのです。
また、アブラムシは、葉っぱを食べることはしないので、葉っぱが穴あきだらけになるなどの変化が見られず、アブラムシの発見が遅れることがあるので、いつも植物をよく注意してじろじろ見ることが大切です。
★ケヤキの木に繁殖したアブラムシ(黄緑色したつぶつぶがアブラムシ)
アブラムシを目撃したら
通常は薬剤(農薬)を散布して退治しますが、ここでは初心者でも簡単にできる方法をご紹介します。用意するものは、牛乳と霧吹きです。霧吹きは100円ショップで購入できます。霧吹きに牛乳を薄めずにそのまま入れます。それをアブラムシに噴霧し、牛乳をべっとりとかけてください。牛乳が乾くまで放置します。牛乳の膜が張りアブラムシさんは窒息死してしまいます。その後は、ホースやジョウロの水でアブラムシを流して下さい。ハイ、これで終了です。簡単でしょ!
牛乳を食卓などでこぼしちゃって、布巾で拭きとったら布巾がすっごく臭くなっちゃたという経験がある方は多いと思います。ということで、先ほどの方法がなんかヤダなと思った方は、片栗粉を水にといて同じようにやっても良いようです。
ぜひ、お試しください。これなら薬剤を使用しないので、お子様にもお手伝いしていただけますよね。
薬剤を使用することに抵抗のない方は、スミチオン乳剤かオルトランという殺虫剤を使うといいでしょう。薬剤は農薬なので、瓶に明記されてある内容をよく読んで理解したうえで使用してください。希釈倍率は必ず守ってください。倍率が違うと薬害が出て植物が枯れることもあります。既定の希釈倍率でも日中の気温の厚い時間帯に散布するのは薬害が出やすいので朝か夕方に散布することをお勧めします。またお子様などが誤飲したりすると大変なことになりますので、保管を厳重に行ってください。ちなみに私の会社では、収納庫の扉に鍵をかけて保管しています。
薬剤散布の基本的な注意点
- ゴム手袋、長袖、長ズボン、マスク、防護メガネ、帽子を着用のうえ、薬剤調合(水で希釈倍率に薄めること)と散布を行ってください。出来れば、雨具を着て、長靴をはくのがベターです。散布後は、すぐに、全て着替えてください。(薬剤がついていますので)
- 風の強い日には散布しないでください。(飛散防止のため)
- 周辺に人、ペット、お洗濯もの、お子様の玩具や自転車がない状態で薬剤散布を行なってください。
- 窓を閉めてください。(隣近所さんにも必ず声をかけてください)
- 皮膚にかからないようにしてください。かかった場合流水でよく流したうえ、石鹸でよく洗ってください。原液がかかった場合は病院で診てもらってください。
- 万が一口や目に入った場合、すぐに水で洗い流し、即座に病院で診てもらってください。
山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、ただいまリニューアルオープンの準備中です。
8月下旬リニューアルオープン予定です。
よろしくお願いいたします。