今回は花壇に植物を植えるときのポイントをお話しします。
★道端になぜかアカジソが生えていました。
色が目立っていました
まず花壇の排水性の確認をします。花壇の中に水がぽちゃぽちゃとたまってしまい数時間たっても水位がさがらないようであれば、花壇の底から排水パイプをはわして既存の溝や雨水マス等に流れるように排水の環境を整えましょう。
これは容易にはできないので造園屋さんなどに依頼するほうがよいでしょう。
ベランダでガーデニングを楽しみたい方は、プランターを活用しましょう。その際、プランター内の土が底から流れ出ないように不織布などを底に敷いておくことがポイントです。
花壇の中に入れる土については当ブログの7月14日の
を参考にしてください。
地拵え(じごしらえ)
土は花壇の縁の高さまでいっぱいいっぱいまで入れないで3㎝〜5㎝ほど下げておきます。植物の水やりの時にたっぷりとやっても水があふれにくいですし、土も流れ出ることを防ぐことができます。
土の表面の整形はまっ平らではなく花壇の中央を少しもろあげあげるように整形するとよいでしょう。(かまぼこ状にします)植物を一面に植えた時に少しボリューム感が出ますし、ふっくらとやさしい感じになり、フォルムもとても美しくなります。ここポイントっ!
植える間隔・配置
植物同士の間隔(ピッチ)は、10.5㎝ビニルポットの花苗なら(植物の品種にもよりますが)15㎝間隔くらいで千鳥りに植えるのがよいでしょう。葉先と葉先の間が2㎝〜3㎝くらいあけましょう。
植えた直後の仕上がりの感じが密に植わっている感じがお好みの方は、葉先と葉先とが当たらない程度に植えて、植物が成長してきてきゅうくつになってきたら、間引くのも一つの方法です。間引いた植物は別の場所に植えてあげましょう。
間引くことを考えると、成長を見越して、間隔をとって植える方がお世話が少なくて済みます。
一つの花壇に違う種類の植物を植える場合は、奥の方に草丈の高い品種をうえて、手前の方には草丈の低い品種の植物を植えましょう。逆だと、奥の植物が見えにくくなってしまいます。
花の色がいく種類か用意したときは、色の配置も計画的にセンスを光らせましょう。
ポットをはずす
ビニルポットから植物をはずすときは、根鉢(ビニルポット内の土のかたまり)が崩れてしまわないように注意を払ってはずします。根鉢がカチカチまたは、根っこが張りすぎていてビニルポットがはずしにくいときには、両手で左右からギュッとビニルポットごと握ります。すると若干根鉢が小さくなりはずしやすくなります。
それでも外れないときには、バナナの皮をむく感じにカッターナイフか園芸用のハサミで4箇所ほど縦にビニルポットを切ってはずしましょう。
植える
あらかじめ根鉢より大きめに植える穴を掘っておき、穴にそっと植物を入れます。そのとき植物の向きを整えます。くるくるっと回してみてハンサムな方を花壇の正面に向けます。最初はなかなかわかりにくいものですが、よーく見て目が慣れてくるとサッとわかるようになってきます。
花壇の一番縁は少し花壇の外側に傾けて花壇の縁にかぶさる感じにに植えましょう。完成した仕上がりの見映えがグッと良くなります。
仕上げ
最後にバーク堆肥を2㎝から3㎝ほどの厚みで花壇一面に植物を傷めないように丁寧に敷きならすと、花壇の表面が黒っぽくなり植物がとても映えます。また、バーク堆肥は土中の水分の蒸発を抑える働きがあります。
植えた直後には必ず水をたっぷりとやりましょう。
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