今日は、ガーデニングや庭いじりでの剪定道具の使い方についてお話します。
★雨の中 水面にひっそり咲き誇るスイレンの花
雨粒の水滴が花弁についているのがとても素敵
学名・・・Nymphaea
和名・・・水生多年草(冬季は根っこだけになります)
花期・・・5月〜10月
剪定・摘芯の道具(ハサミ)の使い方
みなさん、文房具のハサミや布を切る洋裁・和裁の裁(た)ちバサミを何か注意して使っていますか? ほとんどの方はそう何も考えずにハサミを使っていると思います。と言うよりは無意識にハサミを上手に使っていると言った方がいいでしょう。
幼児のお子さんがハサミを初めて使うとき、紙をなかなかうまく切れずに、ジャキジャキにむしるようになってしまうことがあると思います。
これは、ハサミの上の刃と下の刃を、互いにこすり合わせるように力をいれて刃を閉じていっていないからです。
刃と刃の間に微妙にすき間が開いた状態で刃を閉じていっているのですね。
いまひとつ切れにくい裁(た)ちバサミで布を切ろうとすると、布がハサミの刃と刃の間にはさまってしまう経験をしたことがないでしょうか? そんなとき、刃と刃をこすり合わせるように力を入れるとうまく切れますよね。
剪定のハサミを使うときも同様で、必ず上の刃と下の刃をこすり合わせるようにイメージして、ハサミの柄に力を入れて使いましょう。
そうすると、枝も切り口がきれいに切れますし、手の疲れ方も軽減されます。
★刃が微妙に開いて枝が刃と刃の間にはさまりうまく切れない。
すり合わせるように刃を閉じていくとこのようにはならない。
両手バサミ(刈り込みバサミ)も刈るときに、右と左の持ち手をひねるように、絞るように力を入れてハサミを閉じていきます。
両手バサミを使いこなすのがいちばん難しいかもしれません。
剪定時に無理に力を入れて切ろうとして、枝を刃と刃の間にはさんでしまい、刃が外側に反ってしまうことがあります。そうなってしまうと常に刃と刃の間がすいた状態になり非常に切りにくいハサミになってしまいますのでよく注意してください。
力を入れても切れそうにないときには、その枝の太さに適したハサミに持ち替えるか、鋸(のこぎり)で切るようにしましょう。道具を大切にまた長く使うためです。
ハサミは普通、右手で握って使うようにできています。右手でないと刃と刃をこすり合わせるようには握れないのです。(左手ではたいへん使いづらい)
ですから、文房具用のハサミでも左利き用のハサミが売られているように、剪定ハサミでも左利き用ハサミがあります。
左利きの方は、左利き用の剪定ハサミを買い求めましょう。
ちなみに、受注生産ようですが、両手バサミ(刈り込みバサミ)の左利き用も探せばあるようです。
木バサミは握り手がわらび手になっているので、使っているときに落っことすことはあまりありませんが、剪定バサミなどは握り手がわっか状になっていないので、たいへん落っことしやすいです。実際よく落とします。
庭石やコンクリートに落っことしてしまうと刃先が欠けてしまうことがあるので注意しましょう。欠けてしまうと刃先を使ってのこまかな剪定作業ができなくなります。
また、脚立(きゃたつ)の上での作業時には下に人がいないか気を配りましょう。人の上に落してしまうと怪我をさせてしまいますので本当に気をつけましょう。
★木バサミの握り手(わらび手)
落としにくい
★剪定バサミの握り手
手から離れやすくうっかり落としてしまいがち
★実際に刃先が欠けてしまったハサミ
参考記事▶ガーデニング初心者にワンポイントアドバイス 〜剪定の道具編〜
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