2015/12/12

銀杏っておいしいの?食わず嫌いを克服してみました!

この寒さ、もう冬に突入したといってもいいくらいですが、まだ秋は終わっていなかったようです。

それは何故かというと、先日知り合いに大量の銀杏の実を頂いたからです。

f:id:GardenPorter:20151212080815j:plain

皆さん知っての通り銀杏の実はイチョウの種子であります。

銀杏といえば、とても臭い。

あの臭いもあって私は今までの人生、銀杏を避けてきました。

食べる所は殻の中であって臭くないとは知りつつも、なかなか手出しできなかったのです。

ですが今回、私は覚悟を決めました。

わざわざあの臭い実を拾って、洗って、袋詰めしてくれた人の気持ちを踏みにじるわけにはいきません。

なんとしてでも食べなくては・・・!

というわけで、銀杏クッキングならぬ銀杏奮闘記スタートです。

まず、袋を開けて臭いを確認・・・。

f:id:GardenPorter:20151212080856j:plain

うわっ!やっぱり臭いです。

いくら臭いの元凶である外側の果肉が取り除かれていても、この白い殻に臭いがシミついています。

これ、殻の中まで浸み込んでるんじゃ・・・。

そんな今世紀最悪の予感が脳裏をよぎりつつも、四の五の言ってはいられません。

教えてもらったレシピ通り、まずは殻にひびを入れていきます。

食べすぎるとあまり体によくないと聞いたので、10個程にしておきました。

f:id:GardenPorter:20151212081006j:plain

おりゃっバキッ!おりゃっバキッ!とリズミカルに割っていきます。

臭いは食らうにしても確実に本体にダメージを与えている・・・これぞ肉を切らせて骨を断つということだ!

とは豪語しつつも冷静に考えると相手はタネなので、一方的に臭いダメージが蓄積されていってるのは私な訳で、これが負け戦だと気づいた頃には時すでに遅し。

ですが勝負はまだここからです。

次はこのひびが入った銀杏を、紙袋に入れて電子レンジで熱します。

f:id:GardenPorter:20151212081056j:plain

さあ、爆ぜろ!2、3個ポンポンと弾けたらそれが合図。

取りだしてみると殻が割れて実がむき出しに。

f:id:GardenPorter:20151212081204j:plain

綺麗に中身を取りだしたら、できあがりです!

まずびっくりしたのはその見た目。

f:id:GardenPorter:20151212081240j:plain

半透明な黄緑色をしています。あの臭いからは想像もつきません。

ん?そういえば臭いはどうなったのだろう。恐る恐る嗅いでみると全然しません。なんとも香ばしい匂いがしてきます。

殻の中までは浸み込んできてはいなかったようです。

これで脳裏に浮かんだ最大の不安は拭い去り、後は味のみ。

果たして本当においしいのでしょうか。

ぱくっ。ん?なんというか独特な味です。でも、香ばしくておいしい!これは癖になりそうな予感。

銀杏が世間で持てはやされている理由が今わかりました。

きっと食わず嫌いをしている方が多いと思いますが、勇気を出して一歩踏み出してみてください。

味覚の世界の新境地が開けること間違いなしです。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。臭いの壁を越えた先にこそ、真の魅力に出会えるのです。

以上、銀杏奮闘記でした。

記事・・・飛田亮

投稿者: GardenPorter

おすすめ記事