2016/08/30

強風・豪雨にご用心。ガーデニングの台風対策6つのポイント

8月〜10月にかけては一般的に台風の季節といわれていますが、今まさに日本列島には台風10号が上陸しようとしています。

 

台風による暴風・豪雨は毎年各地で様々な甚大な被害をもたらしているわけですが、ちゃんとした備えをしていないとえらい目に合うこともしばしば。

それはガーデニングにもいえることで、しっかりと雨風の対策をしていないと大事に育てている植物たちが被害を受けたり、自分ばかりかご近所にも迷惑をかけてトラブルに陥いることもあります。

そこで今回は、この台風の時期に知っておきたいガーデニングの台風対策をわかり易いようにまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

①支柱をたてる

f:id:GardenPorter:20160829153126j:plain

わりと丈夫そうに見える植物たちも、台風がもたらす暴風を前にしては茎が折れて横倒しになってしまう場合もあります。

また風の勢いでなにかが飛んできて植物に直撃!なんてこともあるので、それらを避けるためにも支柱を立てておきたいところです。

長い棒状のものを植物の脇の地面に深く突き刺して、茎と棒を紐で結んでおく。

これだけでも全然違いますので、茎が弱そうなものや背丈が大きいものなどは支柱をしておきましょう。

また、植物の葉を紐で軽くひとまとめに束ねることで風の抵抗を少しは減らすことが出来ます。

②エクステリア類を固定する

ガーデニング好きの皆さんなら、植物と同じくらいエクステリアにもこだわりをもってお庭で使われている方も多いと思います。

ハンギングやつる植物を這わすトレリスやラティス。陶器でできた小さなうさぎや大きなオブジェ、おしゃれな照明などを飾っている方もいるでしょう。

しかし台風によって倒れてしまったり、飛んで行って壊れてしまっては大変です。

周りの植物や家の窓ガラス、ご近所にも被害を与えてしまう場合があるため台風に備えて固定しておきましょう。

ロープで丈夫そうな周りの木や柱に倒れないよう縛ったり、簡単に持ち運びできるものであれば一時家の中に避難させておくといいです。

大きくて移動が困難なものであれば、あらかじめそっと寝かせておくという手もあります。

③ベランダの鉢やハンギングを降ろしておく

風は高いところほど強く吹き抜ける傾向があるため、高い所のベランダに置いてある鉢は飛ばされないように対策しておいたほうがいいです。

万が一落ちてしまった場合大事故に繋がる可能性もあるので、軽い鉢には重しを乗せておくなり家の中に避難させておくなりしましょう。

高い所に吊るしてあるハンギングバスケットも同じく、あらかじめ外して風の影響が少ない軒下や屋内に避難させましょう。

④土壌の排水を改善する

台風による被害は風だけではなく、風と共に降り注ぐ強雨も植物たちに甚大な被害を与えることがあります。

排水性の悪いお庭に強い雨が長時間降り続くと、雨水がどんどん溜まりプールのような水浸しになってしまうでしょう。

すると水に浸かった植物たちが根腐れを起こしたり、病害虫が発生しやすい状態になってしまうので土壌の排水性を改善してあげる必要があります。

そのためには土壌改良や暗渠排水などの少し大掛かりな作業が必要なので、お近くの造園業者さんに頼まれるのがおすすめです。

⑤塩害に注意

沿海部にお住まいの方はもちろん、海からだいぶ離れた場所でも気を付けなければならないのが台風による塩害です。

台風は海上で発生し太平洋を通って日本にやってくるわけですから、たくさんの塩分を巻き上げそれを雨として降らせます。

ですから塩分を含んだ雨が内陸部にも降り注ぎ、植物にダメージを与える場合があります。

塩水が植物にかかると、葉の水分が奪われて植物が枯れる場合があるでしょう。

対策としてはなるべく台風の雨に当てないことと、台風が過ぎたら真水をかけて塩分を洗い流すといいです。

⑥庭木の透かし剪定

樹木の枝が風で折れないように、茂った樹木の枝を剪定し風通し良くすることも対策になります。

不要な枝葉を剪定し、できるだけ風を受ける表面積を減らしてあげましょう。

咲き終わった花や実も取り除いて少しでも軽くしてあげると樹木にかかる負担も少なくなります。

以上、ガーデニングにおける台風対策を紹介してみました。

これらのことを実践して、台風の季節を乗り越えていきましょう。

記事・・・飛田亮

 

投稿者: 飛田

おすすめ記事