2016/12/22

☆おすすめの商品紹介☆奥ゆかしくも可憐な華「モモバナヒカゲツツジ」など

本日は新着商品入荷の日のはずでしたが、冬の間はどうしても流通する花数が減りがち・・・というわけで残念ながら今回の商品入荷はございません。

その代わり今回の記事では今までに入荷したものの中から紹介しきれなかった草花たちを紹介していこうと思います。

そして誠に勝手ながらGardenPorterは12/29~1/8までお正月休みをいただくので来週、再来週の商品入荷もございません。

ですので3週にわたってお店にある商品を紹介していきますが、どうぞお付き合いくださいませ。

それでは最近入荷したものの中から、モモバナヒカゲツツジとハコネコメツツジについて書いていきます。

モモバナヒカゲツツジについて

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  • 属名・・・ツツジ科ツツジ属
  • 花期・・・4〜5月
  • 花色・・・ピンク
  • タイプ・・.・常緑低木

 特徴

日本人にとってサクラと同じくらいポピュラーな花木、ツツジ。

日本の風土にあった丈夫な性質と長く楽しめる色鮮やかな花を咲かせることから街路樹やお庭の生垣、県の花に指定されているところも多いです。

そんなツツジにもたくさんの品種があり、本種はツツジの中でもシャクナゲに非常に近い性質をもっています。

春になると淡いピンク色の花を咲かせますが、シャクナゲほど派手ではない奥ゆかしい美しさを感じさせます。

名前の通り、明るい日陰でも生育することが可能なツツジです。

 原産地

ヒカゲツツジは関東以西〜九州の山地の岩場や水辺に好んで生育しています。

山間の沢の近くに咲くことからサワテラシという別名もあります。

 育て方

名前に「ヒカゲ」と付きますが完全な日陰ではさすがに生育不良を起こしてしまいます。

日なたでも育ちますので、半日陰の環境で夏季は遮光して育ててあげるといいです。

水辺に生育することからある程度湿度のある環境を好みますので、乾燥のしすぎには気を付けましょう。

剪定は必要があれば花後すぐに行いますが、成長が遅く自然樹形でもきれいにまとまるのでそれほど必要はありません。

ハコネコメツツジについて

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  • 学名・・・Rhododendron tsusiophyllum
  • 属名・・・ツツジ科ハコネコメツツジ属
  • 花期・・・5月〜6月
  • 花色・・・白
  • タイプ・・.・半常緑性低木

 特徴

またもやツツジの仲間の紹介です。

といってもモモバナヒカゲツツジとは似ても似つかない姿をしており、本当にツツジの仲間かと疑ってしまうほどです。

それもそのはず、属名が「ツツジ属」ではなく「ハコネコメツツジ属」。オリジナリティに溢れている訳です。

春になるととても小さな白い花を咲かし、よく見るとちゃんとツツジの形をしているのが可愛らしいです。

小さな葉には細かい毛が密生し、枝がよく分岐し全体がコンパクトにまとまるのが特徴です。

鉢植えや盆栽として人気があります。

 原産地

箱根や伊豆を中心に本州に自生する日本固有種の山野草です。

高山の草原や岩場に好んで自生しています。

 育て方

日当たりの良い場所を好みますが、夏季の直射日光を受けると葉焼けの恐れがある為、夏場は涼しい日陰か半日陰で管理します。

用土は水はけの良いものを好み、鹿沼土や火山レキなどを混ぜてあげるといいです。

箱根町では天然記念物に指定され、絶滅危惧種にも登録されている希少な植物ですので大切に育ててあげましょう。

以上、春の訪れが楽しくなるようなおすすめの商品2点を紹介しました。

記事・・・飛田亮

 

投稿者: GardenPorter

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