死ぬまでに一度は行ってみたいところは誰しもがあると思いますが、植物好きの皆さんが興味を持ちそうな場所を今回は紹介していきます。
それもユネスコに登録された世界遺産の中から、植物に満ち溢れたものを選りすぐってみました。
ぜひゴールデンウィークの旅行の参考にして見てくださいね。
カーステンボッシュ植物園
- 国名・・・南アフリカ共和国
- 分類・・・自然遺産
カーステンボッシュ植物園は「ケープ植物区保護地域群」として2004年にユネスコ自然遺産に登録されました。
喜望峰のあるアフリカ大陸南端のケープ半島には世界遺産に登録された8つの植物保護区があります。
そのうちの一つ、テーブルマウンテンの南側斜面に位置するのがカーステンボッシュ植物園です。
南アフリカの国花でもあるプロテアが約100種植えられたプロテアガーデンをはじめ、ここでしかみれないアフリカの貴重な植物たちが勢ぞろいしています。
2014年に完成した空中に浮かぶ歩行通路・キャノピーウォークウェイからは、園内の美しい自然を一望できます。
パドヴァの植物園
- 国名・・・イタリア
- 分類・・・文化遺産
ヴェネツィアの西、ヴェネト州のパドヴァ大学に付属する植物園です。
1545年に設立された世界最古といわれる研究目的の植物園で、ヨーロッパの植物学や自然科学に様々な形で貢献してきました。
ヨーロッパで初めてヒマワリの開花に成功させたり、イタリアで初めてジャガイモの栽培を行った歴史があります。
建築や装飾物にも価値があり、西欧文化と植物が好きな方にはおすすめしたいスポットです。
シンガポール植物園
- 国名・・・シンガポール
- 分類・・・文化遺産
もともとは1822年に実験的に開かれた植物園で、それが様々な歴史を辿り現代まで受け継がれ、2015年にシンガポール初めての世界遺産に登録されました。
東京ドーム13個分の広さがあり、朝の5時から夜の24時まで年中無休、なんと無料で公開されています。
唯一有料なのは約3000種、6万株のランが見られる国立洋ラン園のみで、市民や観光客の憩いの場として人気のようです。
園内には様々なガーデンや図書館、アトラクション、湖に浮かぶコンサート会場などがあり一日いても飽きる気がしませんね。
キューガーデン
- 国名・・・イギリス
- 分類・・・文化遺産
ロンドン南西部のキューにある王立植物園です。
1759年に宮殿に併設された庭園としてつくられましたが、今では植物園として2003年には世界遺産に登録されました。
園内は一日では回りきれないほど広く、温室や空中散策路、日本庭園も存在します。
研究施設としても活躍しており、世界の植物研究の最先端といってもいいほど進んでいます。
イギリスへイングリッシュガーデンを見に行った際にはぜひ見て回りたい場所ですね。
キナバル自然公園
- 国名・・・マレーシア
- 分類・・・自然遺産
キナバル山はマレーシア最高峰、アジアで2番目に標高が高い山です。
このキナバル山を含む3つの山が自然公園として2000年に世界遺産に登録されました。
キナバル自然公園にはラフレシアや食虫植物のウツボカズラなど珍しい植物が自生しており、頂上までいかずとも公園本部付近にある山岳植物園では珍しい植物たちを目にすることが出来ます。
近くには日本軍が発見したポーリン温泉もあるので、登山の疲れを癒すのにもってこいです。
花の谷国立公園
- 国名・・・インド
- 分類・・・自然遺産
インドの北部、チベット・中国の国境付近のヒマラヤ地方に位置するナンダ・デヴィ峰を中心とする国立公園です。
花の谷はおよそ標高3500m程にありますが、国立公園なだけにトレッキングしやすい環境にあるようです。
モンスーンが過ぎる8〜9月あたりが最も見ごろで、花の絨毯が現れたように美しく彩られます。
以上、世界遺産に登録された植物園・国立公園を紹介してきました。
記事・・・飛田亮