2015/08/10

ガーデニングの草花を夏の酷暑から守る手段1・2・3

 日本の夏の暑さのピークはお盆のころではないでしょうか? 今が一番暑いときですよね。人間の体も暑さで参ってしまいますが、お庭の草花たちもかなり厳しい状況にあると思います。今日は、夏の酷暑から草花たちをちょっとでも守る手段をお話しします。

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★ハスの実

 花のあとは一変します。

 ハスの実は加工して食用として売られています。

 ハスの実の砂糖漬け?だったかな。

 

 植物の種類によって暑さに強い植物とそうでない植物がありますが、いくら暑さに強い性質の植物でも植えて間もない場合は暑さで萎れてしまうことが良くありますので気をつけましょう。

 

水に浸けて回復

 鉢植えの植物で暑さのため急にくたっと萎れてきて葉っぱや茎の色が緑色である場合は、水切れの状態なので、鉢より大きなバケツなどに水をたっぷりとくみ、鉢ごとどっぷりとバケツの水の中に沈めてしまいましょう。鉢の土の表面が水中に浸かって、潜っていて大丈夫です。この状態で1時間くらい待ちましょう。急に萎れてきた場合はこの方法でシャキッとよみがえることがよくあります。あとは、水の中から引き上げてください。葉っぱがすでに茶色く変色してしまった場合その部分はシャキッとはならないと思いますが、茎の部分が生きていて新しい葉っぱが芽吹くこともありますので、数日間は看病しつつ様子を見ましょう。

 

②影で予防

 直射日光が長い時間植物に当たっている場合は、影をつくってあげましょう。

 鉢植えのもので移動できそうなものは建物などの影に移動してあげることで予防できます。

 路地植え(地植え)や鉢が大きくて移動できない(プランターなど)場合は、カンレイシャというビ二―ル製の網目状のネットシートが園芸店やホームセンターで売っていますのでそれを、植物にふわっと掛けるだけでも全然違います。これで影をつくってあげることができます。ネットになっているので蒸れることもありません。レジャーシートのような通気性のないもので影をつくらないでください。中が蒸れてかえって悪い環境にしてしまうことになりますからご注意ください。

 カンレイシャを掛けたとき風でめくれたり、飛んでいったりしないようにひもなどで各所をとめておきましょう。また、直接被せて大切な植物が折れたりしないかどうかを判断しましょう。折れたり、傷つけたりしそうなときは、植物に接しないようにひもなどで樋やしっかりした庭木の枝等に結び付けて、ハンモックの様に四隅をひっぱってつるすようにするといいでしょう。

 

③蒸散予防

 水やりをしても暑さで地表面がどんどん蒸発していきます。そんな時は、地表面がなるべく乾きにくくするために、バーク堆肥やウッドチップ、ヤシガラなどを植物の足元に厚めに(4㎝〜5㎝厚くらい)敷き均(なら)しましょう。わらを敷くのもよいようです。これで表面の保水の機能も加わります。

 

 ④土中の保水性アップ

 土の中の水分を保つ能力をアップさせましょう。この方法はすでに植物が植わっている状態では施すことができませんが、植え替えのタイミングなどで施すといいでしょう。

 土の中に、バーク堆肥やヤシガラを混ぜ込むやり方です。土の容積の3割程度を目安に混ぜ込みましょう。その時土と満遍なく混ぜてください。ヤシガラの方が保水性は優れているといわれています。

 もうひとつの保水性をアップさせる方法として植物の根鉢底より5㎝くらい深い所に竹炭の層をつくる方法があります竹炭を5㎝〜10㎝の厚みで植栽帯全体に敷均(なら)し、その上に土を5㎝厚くらい被せて、そ上に根鉢を乗せる感じで植物を置きあとは、土を根鉢の上面まで埋め戻します。竹炭は保水性に富んでいるそうです。

 

 さあ、みなさん暑さもお盆を過ぎるとすこしましになる・・・と信じてもう少しの間、人間も植物も守ってあげましょう。

 

 なんといっても基本は、朝夕の水やりをたっぷりすることですよ。

 

 山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、ただいまリニューアルオープンの準備中です。

 

8月下旬リニューアルオープン予定です。

よろしくお願いいたします。

投稿者: GardenPorter

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