★大阪の心斎橋の雑貨屋さんの前に置かれていた スイレン(水連)
いかにも酷暑を感じさせるものがあります。
・花期・・・5月〜10月
お庭のお花がどんどん萎(しお)れていくんですけど どうしたらいいですか? というお電話がお客様からかかってきました。
お客様には「朝と夕方の2回水やりをたっぷりとしてください」とアドバイスをし、翌日確認のお電話をしたところ「少し良くなった花もあるが、別の品種の花は良くならず、現状維持どころかさらに萎(しお)れていく」ということでした。
「たっぷり」という表現では伝え方が悪いのだと思い、1株につき500mℓ〜1ℓくらい水をやってくださいと具体的に伝えました。
これで現状維持し、徐々にでも回復してくれないかなあと願う気持ちでしが、状況は芳(かんば)しくなく、これ以上良い状況になる見込みはあまりないと判断し、萎れてしまったお花は植え替えましょうと提案、お花苗を必要数用意して植え替えに行きました。
そのお花は、直径70㎝くらい、高さも60㎝〜70㎝くらいの大きめの瓶(かめ)形の鉢に植わっていて、私は水の浸透具合や水はけ具合がどのようなのかを確認するために、その瓶にホースで水を瓶の底から水が流れ出てくるほどたっぷりやりました。
どうやら水はけ具合は悪くなさそうです。
この土の感じだと水さえたっぷりやっていればこんなに哀れなことにはならないはずなんだがなあ? 自分の中では???でした。
そして、お花を植え替えましょうと萎れたお花を抜きとってみると、根鉢の底の部分の土がパッサパサのカッサカサではありませんか。
あ〜っ これでは萎れてしかるべきだわ・・・納得しました。
それは、水はけが大変良いのが災いして、鉢の内部で水道(みずみち)が底穴までできてしまい、土の内部にするするっと底まで直行すしていたのです。
土全体に水が全然いきわたらずに、どんどん抜けていた、ざる状態です。
そういうこともあるということを頭に思い描いて、水やりをした後で、植物の根に影響のない所を10㎝くらいの深さまで掘ってみて土の内部までしっかり水がいきわたっているか?ぱさぱさのかさかさでないか?を確認することが非常に重要です。
上からこれこれの量の水やりをしましたと言うだけでは、植物の根っこに水がしっかりいきわたっているかどうかは確実ではないこともあります。
逆のパターンで、水やりしたときに、水が浸透しづらい土の状態で、土の表面を流れているだけということもよくあるケースです。
どちらの場合も、ホースの先を10㎝〜20㎝くらい土の中に差し込むように突っ込んで水やりするのがいいでしょう。
ホースの突っ込む箇所を転々とかえて水やりをすると、土と水が混ざり合い、泥のようになることは、夏の酷暑の暑さの状況では有効なことです。
あきらめずに、根よく水やりに励みましょう!
山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、ただいまリニューアルオープンの準備中です。
8月下旬リニューアルオープン予定です。
よろしくお願いいたします。