お盆も終り夏休みの宿題も大詰めになって来たのではないでしょうか?今日は葉っぱを葉脈だけにしてしまって、なんとも美しいしおりづくりをします。
※火を使うのでおうちの大人の方に手伝って作りましょう。
★葉脈だけになったナンテンの葉っぱ しおりにしましょう。
用意するもの
・葉っぱ
・セスキ炭酸ソーダ(スーパーや薬局、ドラッグストアで手に入ります)
・水
・ガラスの大口のビン(ジャムの空きビンでよい)
・お鍋
・割りばし
・歯ブラシ
・使い捨てのビニール手袋 か ゴム手袋(台所用でよい)
葉脈のしおりが比較的作りやすい葉っぱは、ナンテン、シャリンバイ、カナメモチ、ツバキ、サザンカなどで硬さが硬めの葉っぱが作りやすいです。柔らかい葉っぱは葉脈までドロドロに溶けてしまいますので選ばないようにしましょう。
硬くても、タイサンボクの葉っぱのように粘液があってそれが邪魔して作りにくいものもあります。
★葉っぱ 上から サザンカ、ツバキ、キンモクセイ、ヒイラギナンテン、ナンテン
セキス炭酸ソーダは500g入りのものを330円で買いました。ふくらし粉の重曹でもいいです。重曹(炭酸水素ナトリウム)はベーキングパウダーと呼ばれるパンやお菓子を作る際に使われる膨張剤の主成分です。スーパーのお菓子作りの材料売り場に置いています。セキス炭酸ソーダはお洗濯やレンジ回りなどの汚れ落とし様に売っていますので買っておいてもいろいろと活用できそうですよ。
★セスキ炭酸ソーダ
ガラスの大口のビンは、炭酸ソーダ水と葉っぱを入れるのに使い、お鍋の中で湯せんします。ジャムの空きビンでいいです。空きビンがなければ、100円均一ショップで売っています。
★ガラスビン(大口)+700ccの水 と 紙コップに入れたセスキ炭酸ソーダ(70g)
お鍋はホーロー鍋があればベストです。その場合、炭酸ソーダ水と葉っぱを直接ホーロー鍋に入れて煮るので、ガラス瓶は必要ありません。セキス炭酸ソーダ水は、アルカリ水なので金属製だと傷めてしまうようです。
作り方
- 10%くらいのセキス炭酸ソーダ水をガラスビンの中に作ります。割りばしでよく混ぜましょう。
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セキス炭酸ソーダ水はアルカリ性なので皮膚(ひふ)についたり、目に入ったりしないよう注意しましょう。
例)水500ccにセキス炭酸ソーダ50g(大さじ5杯くらい)
例)水300 ccにセキス炭酸ソーダ30g(大さじ3杯くらい)
- お鍋の中に水を入れ、その中に②のガラスビンを入れる。ガラスビンがお鍋の水の中に沈んでしまったり、プカプカ浮いたりしないようにお鍋の水の量をうまく調整しましょう。セキス炭酸ソーダ水の中に葉っぱをていねいに入れる。
- お鍋を火にかけます。中火で30分から1時間くらいです。葉っぱの硬さによっては2時間くらいかかる場合もあります。
- お鍋の水が蒸発して減っていくので途中でお鍋に水をゆっくり足しましょう。
- 火を止めてお鍋の中にガラスビンを入れたまま放置します。(ゆっくりと冷やすためです)早くしようとしてお鍋に水を注いではいけません。温度の急激な変化でガラスビンが割れてしまいます。
- 冷めたら、ガラスビンをお鍋から取り出して、葉っぱのアルカリ分を水洗いします。ビンの上から水道水の流水で洗い流すといいでしょう。ジャージャー流さなくてもすぅーっとでてるくらいで30分から1時間くらいです。(ビンの中にお酢を入れて一気に中和することもできるようです)
- 葉っぱを濡れてもいい机の上で歯ブラシを使ってやさしく葉っぱの表面をたたくように取りましょう。葉っぱの中心から外側の方向にやさしくこすってみてもいいです。あまり強くこすると葉脈ごと葉っぱが破れてしまいます。葉っぱの表側も裏側も同様にします。このとき、葉っぱの表面がぬるぬるに柔らかくなっていることがポイントです。
- どうしても歯ブラシで取れない部分は、ピンセットでつまんで取ってみましょう。指の腹で擦るのも一つの方法です。
- 葉っぱの表面が綺麗に全部取れたら、乾かして出来上がりです。
- ⑩を家庭用の漂白剤で白くするとさらに完成度があがります。
- ⑪を水色やピンク色に染めるのも楽しいです。
※必ずおうちの大人の方に手伝ってもらってやりましょう。
また、やけどに注意してやりましょう。
さあ、葉っぱのしおり作りにチャレンジ!
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よろしくお願いいたします。