2015/09/18

新たなGardenPorterの一員、ブログデビュー! 山野草への思いを語る

この度、ブログ更新の一翼を担うことになりました、飛田です!
山野草を始めとする植物のことや、ガーデニング、お庭の歴史の背景にある日本文化など、いろいろな情報を発信していきますのでどうぞよろしくお願いします。

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★斑入りツワブキ(斑入り石蕗)

・学名・・・Farfugium japonicum

・草丈・・・15〜60cm

・花期・・・10月〜11月

・宿根草(落葉性の多年草)

・日本庭園に引き合わせた旅

実は私、緑の業界に入る前はバックパッカーでした。

国内外を問わず各地を旅して感じたものは、各国の文化のおもしろさ、そして自然の尊さと美しさ。

その衝動に駆られ、自国の文化と自然に強く関心を抱くようになり、辿り着いた先は「日本庭園」でした。

そして日本各地の庭巡りだけじゃ飽き足らず、自ら美しい庭をつくってみたいと思い立ち、庭師の世界に飛び込むことになります。

・日本庭園と山野草

日本の庭といえば何が思い浮かぶでしょう?

松、紅葉、飛び石、築山、滝、池、小川、苔、芝、茶室、竹垣、枯山水・・・

いろいろと出てきますが、どれも日本の風土と文化が生んだ素晴らしい要素です。

ただあと少し、もうちょっとだけ日本の庭に欲しいと思ってしまうものが草花でした。

もちろん日本は万葉時代の「秋の七草」や江戸時代の園芸の発展を始め、植物とともに歩んできた国ですから、たくさんの草花が存在し愛でられてきました。

文明開化と共に西洋の草花も流入し、数々の園芸品種が生まれ、現代の草花たちは極彩色で彩られています。

しかしどれも素晴らしいのですが、その中に「日本庭園」に合うものがあるかというと、それがなかなかないのです。

なにをもってして「日本庭園」なのかという話にもなるのですが、私の中では「『間』が介在し、自己を見つめ、自然に生かされていることを実感できる空間」だと定義しています。

このことは後々、別の記事で深くお話ししたいと思っています。

そしてそのような空間にもってこいの草花が、山野草だと思うのです。

・山野草の魅力

山野草は主に高山地帯に生息しているものが多いです。

そのため人の手があまり入らず、古くから姿形を変えずに在りのままの姿で命を繋いできました。

引き算の美といいますか、その華美さを控え自己主張をしない姿に、和を重んじる日本人の国民性とどこか重なるものがあると思うのです。

日本文化の集大成ともいわれる茶道に、茶花として山野草が良く使われるのも納得です。

山野草を見ていると、そのはんなりとした姿になにか郷愁のようなものを感じ、日本人としての自己を見つめ直したくなるような、そんな気持ちが湧いてくるのです。

少しでもそんな山野草たちに興味を持っていただけたら幸いです。

これからGardenPorterを盛り上げてまいりますので、よろしくお願いします!

記事・・・飛田亮

山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、9月11日にリニューアルオープンいたしました。

よろしくお願いいたします。

投稿者: GardenPorter

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