今年も早いもので、後一ヶ月半程ですね。新年を迎えると一番初めにやってくるのがお正月。
そんなお正月にもピッタリな山野草をご紹介いたします!
ツルノヤブコウジ
科:ヤブコウジ科
花色:白
花時期:6〜7月
実時期:10〜2月
葉:常緑
日照:半日陰or日陰を好みます
水:表土が乾いたらたっぷり
センリョウやマンリョウに対して十両(ジュウリョウ)とも言われるそうです。理由は後述しますが、お正月の縁起物としても知られています。
また、暑さや寒さにも強いため育てやすい山野草となります。
特徴は大きく分けて花、実、葉、枝の四つがあります。つまり全部です(笑)
一つ目は花です。夏場の時期になると真っ白い花を咲かせます。お庭に添えるも良し。家の中に観賞用として鉢に置くも良しです。
二つ目は実です。写真のように今の時期になると2月頃まで赤い綺麗な実をつけます。この実は迎春の飾り物にも使われています。
また、縁起物の名前が数多く出てくる落語でよく知られる”寿限無(じゅげむ)”。この中に「やぶらこうじのぶらこうじ」という言葉が出てくるのですが、ヤブコウジの本種の事だそうです。そんな理由から縁起物として古くから愛されています。
三つ目は葉です。花や実は確かに観賞用として優れていますが、私個人としてはこちらを主に見て頂きたいです。
常緑の為、一年を通して鑑賞が可能であり、お庭の補植にも向いています。とても綺麗な緑色をしており見ていて飽きないと思います。
四つ目は枝です。普通のヤブコウジと違いツル状に枝が垂れる特徴があります。一般の物と違い、横にボリューム感が増します。
この様に花の時期、実の時期はもちろんの事、葉だけの時期でも四季の移ろいと共に、一年中楽しめるツルノヤブコウジを是非ご家庭にいかがしょうか?
記事・・・清水秀明
山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、9月11日にリニューアルオープンいたしました。
よろしくお願いいたします。