先日、滋賀県甲賀市の信楽にある「MIHO MUSEUM」へ行ってまいりましたので、そのことをに記事にしたいと思います。
信楽といえば信楽焼で有名です。あのタヌキを想像する方も多いと思います。
タヌキが出るということは・・・そう。信楽は山々に囲まれた、山の中の町なのです。
なので冬は普通に氷点下いきます。すでにもう霜が降りてます。
自然に溢れる滋賀県の中でもよりいっそう自然に溢れる、自然と陶芸の町なのです。
MIHO MUSEUMはそんな信楽の山奥にポツンと存在します。すぐ近くには渓流と滝が流れている本当の山奥です。
きっと誰もが「え、こんな所に本当にあるの?」という場所にあります。私も道中不安で仕方なかったです。
そんな大自然に囲まれたミュージアムだけに、庭園や景色も素晴らしく美しいです。
館内は撮影禁止だったので、今回は庭園や風景の写真を中心に紹介していきます。
チケット売り場前のアカマツ
まず大きくて迫力のあるアカマツが出迎えてくれました。
幹にコモを巻いて、すっかり冬支度を整えています。
標高が高くさすがに寒くて、もう少し厚着してきたら良かった・・・なんて考えながら見上げていました。
ちなみにここから500m程登り坂を進んだところにミュージアムがあります。
結構遠いですが、電気自動車が数分おきに送迎してくれるので安心です。
シダレザクラ並木
この道を進んでいきます。春に来たら滅茶苦茶きれいでしょうね。
このトンネルを潜ると・・・
ようやくミュージアムが現れました。
階段の両脇、マツがまるーく仕立てられていておもしろいです。
アラブのソコトラ島にある竜血樹を想起させます。
建築はパリのルーブル美術館にある「ガラスのピラミッド」などで世界的に知られるI.Mペイ氏によるものです。
現代的かつ日本の伝統を踏まえたおもしろい建物ですね。
ガラスの屋根に瓦のような意匠も施されていたりして、大変魅力的です。
館内は世界各国の美しいものが展示されていて、世界一周をした気分になれました。
館内から見下ろす山々も美しいので、ぜひ行ってみてください。
さて、帰りは歩いて帰ることにしました。
桜並木の脇にコケに覆われた遊歩道がありました。サザンカも咲き誇っていて綺麗です。
苔をよ〜く見てみると、スナゴケとスギゴケが混ざり合って見事なコントラストを見せている・・・!
こちらの苔は触ると固く、つぶつぶしています。初めて目にする苔です。
同じ苔でも、いろんな形、色があってしばらく眺めていました。
しばらく歩くと瓦でつくったオブジェが所々にあったりして、とても楽しい帰り道でした。
美術館好きな人も庭好きな人も楽しめる所なので、滋賀県に来た際はぜひ足を運んでみてください。
記事・・・飛田亮
山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、9月11日にリニューアルオープンいたしました。
よろしくお願いいたします。