本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは
・桃花キキョウ
・紫花キキョウ
・白花キキョウ
・ヒュウガミズキ
・バイカオーレン
・チョウジザクラ
・センペルビウム
の計7点の草花たちです。
2月のテーマは「芽吹きを楽しむ」ということで、これからニョキニョキと芽を出して
日に日に成長する様を楽しめるような草花も続々と入ってきています。
今回はまだ根っこからほんのちょっぴり芽を出した3種のキキョウが入荷しました。
ぜひ、まだ寒いこの時期から育てるのに挑戦してみてはいかがでしょうか。
さて、今回の商品紹介はヒュウガミズキとバイカオーレンについて書いていきます。
ヒュウガミズキについて
- 学名・・・Corylopsis pauciflora
- 属名・・・マンサク科トサミズキ属
- 別名・・・イヨミズキ
- 花色・・・黄
- 花期・・・3〜4月
- タイプ・・・落葉低木
特徴
早春に開花する花木の蕾をちらほら目にするこの季節ですが、個人的に蕾のかわいさで1、2を争うのがこのヒュウガミズキです。
うっすらピンクがかる黄色の小さく丸い蕾はまるで和菓子の様で、新たな春の息吹を感じさせてくれます。
もうじき早春に咲かす黄色い花もまた美しく、枝から下向きに咲く姿は奥ゆかしさも感じます。
花後にはくっきりとした葉脈が特徴の葉が生えてきます。
原産地
本州の石川〜兵庫県の日本海側、四国の高知県、九州の宮崎県、台湾に自生しています。
その他
低木ですので背丈はあまり大きくならず、横ばいに這うように生長します。
そのため野趣溢れる枝ぶりが特徴で、生け花の材料としてもよく使われています。
盆栽としても人気で、小さく仕立てることも可能です。
近縁種のトサミズキよりも全体的に小さめです。
育て方
少し乾燥に弱いので、水切れに注意して育てます。
どうしても乾燥する場合は木の根元にわらなどでマルチングしてあげると効果があります。
基本日なたですが、夏期は西日を避けるために半日陰で管理します。
肥料は寒肥に鶏ふんや油かすなどの有機質肥料を、花後のお礼肥に油かすなどを施肥するといいですが、花つきに問題なければ特に必要はありません。
古い枝は次第に花つきが悪くなるので、適時剪定して新しい枝に更新していくと良いです。
バイカオーレンについて
- 学名・・・Coptis quinquefolia
- 属名・・・キンポウゲ科オウレン属
- 別名・・・バイカオウレン、ゴカヨウオウレン
- 花色・・・白色
- 花期・・・3〜4月
- タイプ・・・多年生宿根草
特徴
オウレンにはたくさんの種類がありますが、本種は咲く花の形に特徴があります。
早春に褐色の花茎を伸ばし、ウメの花に似た白い花を咲かせます。
上向きに花を咲かすところがウメバチソウともよく似ています。
葉の形も特徴的で、小さな5枚の葉が中心を軸に五角形につきます。よく見ると花の形と一緒ですね。
白い花弁に見える部分は萼で、小さな黄色い粒状の部分が花弁だそうです。
原産地
日本固有種です。本州の福島県以南と四国に自生しています。
山地〜亜高山帯の針葉樹林の下に好んで生息しています。
育て方
乾燥と強い陽ざしを嫌います。
基本は午前中は日なたで午後は陰になるような半日陰で管理します。
高温の夏場は涼しい日陰に移し、水切れに気をつけましょう。
茶色くなった枯葉はそのままにしていると風通しが悪くなり、病害虫の発生に繋がるので取り除いてあげます。
以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮