世界には、私たちを楽しませてくれる場所がたくさんあります。
世界遺産や絶景、美術館、庭園、遊園地、山や海などとにかくたくさんあります。
中でも私が好きなのが人が作りだしたアートと自然の美しさが融合した空間です。
それをインスタレーションのように自分で体験し、五感をフル活用して探検できるものであれば尚いっそう楽しめます。
今回は私の行きたいorオススメのそういった場の中から激選したものを紹介していきます。
養老天命反転地
名前からしてヤバい臭いがプンプンしますが、日本一破天荒なテーマパークと呼ばれるところです。
岐阜県の養老にあり、1995年に開園。
今は亡き芸術家の荒川修作が手掛け、常識を逸したエピソードを数多くもつ彼だけに、このテーマパークもとんでもないことになっています。
クレーターみたいに窪んだフィールド上に無数の芸術作品やオブジェがあり、道もぐにゃぐにゃでまさに異次元に迷い込んだよう。
かなり危険な場所もあり、開園初日から骨折などのけが人が続出するも荒川修作は「あんがい少ないな」の一言。
もうこれは行ってみるほかありませんね!
モエレ沼公園
北海道の札幌市にある大きな公園で、2005年にグランドオープンしました。
彫刻家のイサム・ノグチが手掛け、「全体をひとつの彫刻作品にする」というコンセプトのもとつくられました。
園内にはガラスのピラミッド、海の噴水、モエレ山などの作品があり、北海道の雄大な自然の中で楽しめる内容となっています。
冬はスキーやソリ遊びもでき、四季折々の魅力を楽しむことが出来ます。
直島
香川県にある、瀬戸内海に浮かぶ島の一つです。
島まるごと美術館とも呼ばれるアートの島として知られ、島のあちこちに突如アートが出現したり、建築家の安藤忠雄氏が設計した地中美術館などもあります。
以前書いたレポート記事を載せておきます。
室生山上公園芸術の森
2006年に開園した奈良県にある公園です。
園内には環境造形の第一人者であり、彫刻家のダニ・カラヴァン氏がデザインしたモニュメントが立ち並びます。
地すべり防止に整備した土地をアートとして使おうとつくられた、いわば環境工事とアートの融合ともいえます。
室生村の風土に根差したアート作品を楽しめます。
ボマルツォの怪物公園
イタリア中部に位置する公園で、歴史は古く1552年につくられました。
ルネッサンスを代表する建築家のピッロ・リゴーリオが、当時この地を治めていた貴族の命を受けて完成させます。
貴族が衰退した後、およそ400年間人々から忘れ去られていましたが、1954年、この土地を買ったイタリア人が公園を修復し、今では世界的に有名な公園になったそうです。
園内には大迫力の怪物の石像や建物が点在し、ファンタジーの世界を楽しむことが出来ます。
ノンヌット・トロピカルガーデン
タイの観光地、パタヤにあるとんでもなく広い庭園です。
もともとは植物園だったらしく、植物の量が尋常じゃありません。
園内にはストーンヘンジのようなものや大量の寺院や動物のオブジェが配され、正直アートの方はあまり期待できませんが滅茶苦茶なセンスが面白いです。
タイの伝統的な踊りやゾウのショーなども楽しむことが出来ます。
グエル公園
スペインのバルセロナにある、世界遺産にも登録されている公園です。
同じく世界遺産のサグラダ・ファミリアで有名なアントニオ・ガウディによって作られました。
「自然と芸術に囲まれて暮らす」がコンセプトで、カラフルなタイル張りの建造物や、曲線の美しい石の回廊などが見どころです。
ブルーノの森
それはオーストラリア南部の森の中にあります。
アーティストのブルーノ・タフス氏がつくった彫刻が木々に溶け込み、おとぎの世界の住人になったような感覚に陥ります。
2009年に起こった山火事で一度彫刻は燃えてしまいましたが、再びつくり出し今では100以上もの彫刻たちが、森の中で密かに息づいています。
Garden of Cosmic Speculation
1989年、建築家のチャールズ・ジェンクスによってつくられたスコットランドの庭園です。
一年に一度しか一般公開されないため滅多にお目にかかれない希少価値の高い庭園で、数学的・科学的な意匠が特徴です。
BURNINGMAN
アメリカはネバダの砂漠で毎年夏に行われるイベントです。
1986年から始まり、今では世界中から数万人もの人々が集まる大規模なイベントとなりました。
なにもない砂漠で約一週間サバイバルするのですが、その間参加者それぞれが自由にアートを表現し合います。
活動は人によって様々で、ダンス、建築、アートカー、バンド、マッサージ、料理、大規模な遊具などなどなんでもありです。
美しくも厳しい砂漠の中で隣人と助け合いながらアートを感じ、また感じさせる素晴らしいイベントです。
以上、アートと自然が合体した世界の公園・テーマパークを紹介してきました。
とりあえず私は養老天命反転地が気になって仕方ないので、近々行ってそのうち記事にしたいと思います。
記事・・・飛田亮