2016/10/29

トリック・オア・トリート!伝説上の妖怪・お化け植物たち10選

世間はハロウィンムード真っ只中!というわけでちょっと便乗してみました。

去年のハロウィンではカボチャでジャック・オー・ランタンを作ったりしたのですが、今年はちょっと作る暇がなさそうです。

 

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ですので今回は世界に伝わる伝説上の妖怪・お化け植物たちを紹介していきます。

やはり植物は万国共通のものなので、調べてみると植物の怪異はたくさんでてきました。

きっと皆さんが知っているものもあると思うのでぜひチェックしてみてください。

ドリュアス

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ギリシア神話に登場する木の精霊で、ニンフと呼ばれる下級女神の仲間でもあります。

普段は人前には現れませんが、ときおり美男子や少年の前に現れては誘惑し木の中に引きずり込んでしまうのだそう。

日本ではドライアドという名前でも知られ、ゲームのキャラクターとしても登場しています。

グリーンマン

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出典:https://jp.pinterest.com/ohg3/i-collect-greenmen/

ケルト神話など、イギリスに伝わる森の精霊です。

イギリス各地の森に住み、その姿はしばしば葉っぱのマスクを被った老人として描かれます。

森の中を動き回り、侵入者から守ってくれるそうです。

マンドラゴラ

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出典:Hilarious Harry Potter newborn photo shoot shows screeching baby as a Mandrake

あのハリー・ポッターにも登場していたので、最も有名なお化け植物と言えるかもしれません。

根っこが人型をしていて、地中から引っこ抜くと悲鳴を上げ、その声を聞いたものは絶命するといわれています。

実際に話のモチーフとなったナス科マンドラゴラ属のマンドレイクという植物が存在します。

アルラウネ

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出典:May 5th, 2013 - Alraune - Deities Daily

マンドラゴラの亜種とされているお化け植物です。

根が人型をしており、これを人形のように服を着せたり大事に扱うと魂が宿り、未来を予言してくれたり幸運を呼び込んでくれるといわれています。

日本では花の開いた少女の姿でゲームなどによく登場しています。

ヤ=テ=べオ

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南アメリカ〜中央アメリカに生息するとされ、太く短い幹と長いツルの様な枝で人間や大型動物を捕食します。

食人木と呼ばれ、マダガスカルにも同じような存在があると噂されました。

未確認動物UMAとしても度々話題に挙げられます。

花魄(かはく)

中国に伝わる木の精の一種です。

1つの木に3人以上が首吊り自殺すると、自殺者の魂によって誕生するという言い伝えがあります。

その姿は手のひらサイズと小さく、美女の姿をしているそうです。

また放っておくと干からびてしまうが、水をかけると元通りになるという植物譲りの特殊体質を持ち合わせています。

木霊(こだま)

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出典:http://blogs.yahoo.co.jp/yhmatyami2/25106195.html

日本に伝わる木の精で、「古事記」に登場する木の神・ククノチノカミが元になったといわれています。

木を切り倒すと祟りを起こしたり、森を守る役目をもっています。

山に叫ぶと反響する山彦もこの木霊の仕業と言い伝えられてきました。

ジブリのもののけ姫に登場したことから日本では最もポピュラーな存在かもしれません。

芭蕉精(ばしょうのせい)

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江戸時代後期の画家、鳥山石燕の妖怪画集「今昔百鬼拾遺」に描かれている妖怪です。

中国では植物のバショウに宿っている精霊が人の姿として現れるとされ、それが日本にも伝わり江戸時代には多く文献に残されています。

琉球にも芭蕉精の話があり、バショウは葉がとても大きいため何かが隠れているように見えるためでしょうか。

マタンゴ

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出典:http://www010.upp.so-net.ne.jp/tohoscope/matango.html

1963年に公開された日本の特撮ホラー映画で、そのタイトルにもなったキノコの怪物です。

そのインパクトからか、それ以降数々の漫画やゲームにキノコの姿をしたマタンゴというキャラクターが登場するようになります。

この映画はB級映画マニアからの人気が高く、今では入手困難だそう。

タンコロリン

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出典:http://www.top-page.jp/site/page/mizuki/complete_works/list/ta001/

宮城県仙台市に伝わる妖怪で、老いた柿の木の実を取らず放置しておくと現れると伝えられています。

柿の精霊の化身とされ、顔の真っ赤な大男で僧侶の様な姿をしているのだそう。

きっと柿の実を大事にしろってことなのでしょう。

水木しげるの作品にもタンコロリンが登場しています。

以上、植物に関連した妖怪やお化けたちを紹介してきました。

植物好きの皆さまに至っては、今年のハロウィンはこれらのお化けの格好をして街中を闊歩してみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮

 

投稿者: GardenPorter

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