↓約半年ほど前、ラ コリーナ近江八幡というお店へ行った時の事を記事にしました。↓
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あの時でも十分に楽しめましたが、 今回新たにカステラ店がオープンしたと聞き再び訪れることに。
行ってみた結果、期待以上の感動を味わえたのでまた皆さんに紹介したいと思います。
ラ コリーナ近江八幡のシンボルともいえるメインショップの芝屋根。
前回行ったのは夏だったため青々としていましたが、今は冬らしい素朴な風情を楽しめます。
季節によって姿を変える建築、素敵です。
ショップの中の寄せ植えも変わっています。
夏場は青々としたモミジとセキショウが植わっていましたが、クリスマスシーズンに合わせてヒイラギに変わっていました。
赤い実がたくさんなっているのはヒイラギの仲間のセイヨウヒイラギ。
クリスマス・ホーリーとも呼ばれ、角ばった葉と真っ赤な実をたわわに実らせます。
この寄せ植えも正月らしくセキショウにヤブコウジが追加され、
黄色い蕾が可愛らしいロウバイとピンクのマツムシソウもまだ咲いていました。
さて、そんな山野草たちが出迎えてくれるメインショップを抜けたところに、新たにオープンしたカステラショップが待っています。
期待を胸にメインショップを抜けると・・・
広い。
広い・・・。
広い!!
ご覧のとおり滅茶苦茶広いです。
カステラショップの他にも建造物がいくつかあり、田んぼが広がっていました。
田んぼの中にはいくつかの石が鎮座しており、頂上には小さなマツの子供がにょきっと生えています。
まるでミステリーサークルやストーンヘンジを連想してしまいますが、なんともいえない大地のたくましさを感じます。
五穀豊穣の神に祈るような力強さがあり、稲も健やかに育ちそうです。
さて、まずは早速カステラショップで舌鼓を打つことに・・・。
「栗百本」
カステラショップ、その名も「栗百本」。
栗の木を百本以上も使ったことから命名されたそうです。
ショップに入る前からすでに栗の柱の迫力がすごいです。
めちゃくちゃかっこいい。
ショップの入り口にも寄せ植えが。マンサクの蕾がまだ遠い春を予感させました。
店内の様子がこちら。
ご覧の通り栗の柱がふんだんに使われています。
曲がりくねった野趣溢れる栗材がこんなにも・・・なんと贅沢な空間でしょう。
テーブルや椅子も栗材でできています。
木材の接合部の千切りもお洒落で可愛らしいです。
栗柱にはそれぞれ大胆ななぐり仕上げが施されていました。
規則正しく細かいなぐりももちろん美しいですが、こういった空間にはこれくらい大胆なほうが映えるのだなあと感心しました。
店内では2種類のカステラを選んで頂けます。
左の焼きたて八幡カステラはあんこを添えて食べるのですが、これがとても美味しい。
アセビとセキショウの寄せ植えに癒されながらいただきました。
カウンターにはグミ、マツムシソウ、セキショウの寄せ植えも飾られていました。
ちなみにお手洗いの扉も野趣あふれるなぐり仕上げでした。凝っています。
カステラショップを出て、敷地をひと回り探索してみることに。
カステラショップの草屋根から滴り落ちた水が雨落ちに溜まり、田んぼに流れる川になっていることにひと驚き。
園路の石橋の下に小川が流れているのにぐっときます。
右手の建物には大きな丸い銅屋根がそびえ立っています。
これはラコリーナができてから移転したたねやの本社です。
スタッフオンリーの施設なので通常は入ることはできませんが、予約制のラコリーナツアーに参加すれば入ることができるそうです。
ぜひとも一回は登ってみたいですね。
ちなみに本社の端には大きなクスノキが建物を貫通して植えられているのも見どころです。
自然と共生したいという意識がこんなところにまで現れていますね。
灯りもいちいち可愛らしくて素敵です。
少し歩くとハリネズミの様な形の建造物が現れました。
その名も「ヨシドーム」。
滋賀県の学生たちが地元のヨシを素材につくりあげたそうです。
ラコリーナの建造にあたって地元の建築関係の学生が度々協力しているようで、非常に羨ましく思います。
もちろん中にも入れます。
インパクトのある斬新な建物ながら、なんだか母胎に還ったような安堵感があり不思議な感覚に陥りました。
ヨシドーム越しに見る青空も、何だか素敵でした。
ヨシドームの近くにはまたもやおもしろい建物が。
まるでメルヘンチックなおとぎ話にでてきそうな小人の家。
ちなみに扉は開閉することができ、裏に通じています。
終始子どもが遊んでいました。
よく見るとゴヨウマツの子どもが生えています。
どうやって生きてるんだ?水やりは?大きくなったら?もし枯れたら?などなどそんな疑問点が沸いてきますが、とにかく面白いと思わせる建造物でした。
さて、がらりと雰囲気が変わりますがここはコンテナショップ。
ここもカステラショップ同様最近オープンした人気スポットです。
パン屋やお菓子のギフト、ちょっとした飲食スペースなどがあります。
パン屋の前には生木のクリスマスツリーが飾られていました。
裏が白いモミの木なのでウラジロモミ。
ドイツトウヒと並び、日本では最もポピュラーなツリーに使われる木です。
ナチュラルな飾りつけが可愛らしいツリーでした。
サザンカとセキショウ、ヤブコウジの寄せ植え。
どんな場所でも草花でもてなす心を忘れないたねやの精神、素敵です。
ここでアランチーノと言うイタリア料理を始めて食べましたが、これがおいしい。おすすめです。
以上、ラ コリーナ近江八幡について紹介してきました。
まだまだ自然と共に成長を続けるたねやグループから目が離せません。
自信をもって勧められる滋賀県のおすすめスポットですので、ぜひ機会があれば皆さんも行ってみてください。
記事・・・飛田亮