★神戸で植えた黄色い花のメランポジューム
洋館の白い木の窓枠によく似合っています。
・草丈・・・30cm〜40cm
・花期・・・5月半ば〜9月
この間、あるお客様から雑草対策について相談を受けました。そのお客様のお庭には芝生広場がありました。ところが、数年経つと美しかった芝生がなんと雑草だらけになってしまったとのことです。お客様は、その雑草だらけの芝生広場を見てがっかり、あるとき、その芝生を思い切って全部めくってしまい、雑草が生えないようにするためにご自分で砂利を一面に敷き均(なら)しました。もうこれで、雑草とはおさらばじゃ・・・と思っていたのもつかの間、また数年で雑草だらけの玉砂利広場と化してしまいました。あ〜残念。なんとしても雑草のない広場を願うお客様は、私ども近江庭園に相談を持ちかけましたとさ。
そこで・・・
ご提案その1
板石を前面に張りましょう。
「いやいや、雑草は生えないかもしれんが大がかりで大蔵省から許可がおりんわい、ダメじゃ。」
ということで、却下!
★板石張り
ご提案その2
防草シートを敷いて、その上に砂利を敷き均しましょう。
「防草シートの端っこの際からにょきにょき生えんとも限らん ダメじゃ。」
ということで、これまた却下!
ご提案その3
では、広場一面にクローバーをはやしてはいかがでしょう?
これなら、一面みどりの広場で、クローバーが密に生い茂って雑草を限りなく生えなくしてしまいます。クローバー畑に雑草が生い茂っているのを見かけないではありませんか。しかもクローバーの種をぱらぱらっとまくだけといういたって大がかりなものではございません。
お〜っ これなら、当初の芝生広場のイメージと似通っておるし、大蔵省も判をついてくれるじゃろう。これにしようぞ。
ということで、広場一面クローバーを生やすことになりましたとさ。めでたしめでたし。
美しい芝生広場の中にクローバーがはびこると、クローバーは雑草扱いです。そして、なかなかクローバーを芝生広場から絶やすことは容易ではありません。ですが、クローバーを意識的に一面に生やすともうクローバーは雑草ではなくなるというこの事実。
クローバーは繁殖力が非常に強く、密集して生えるので、他の雑草が大変生えにくい環境を作ってくれるのです。そして、芝生よりは草丈が高いですが、寝転がったりする広場としての活用ができます。また、白く丸い球形のかわいい花を咲かせるのも魅力の一つです。クローバーの中にご自分のお好みの植物(クローバーよりも草丈の高い植物)を植え付けることもできます。何より、四葉のクローバー探しが楽しめるという特典も付いてきます。
クローバーはその昔、外国と交流をし始めたころに、木箱に梱包された舶来品のギヤマンが日本に運び込まれた際に、木箱とギヤマンとの間に緩衝材として、乾燥した「白詰め草(クローバー)」が入れられていたのです。その種がこぼれおちて芽が出て、日本全国に広がったそうです。ちなみにギヤマンとはガラス製品のことです。当時は特にオランダ製のガラス食器のことをギヤマンと言いました。そういえば仮面の忍者赤影の中でギヤマンが出てきましたよね。
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