ガーデニングや庭いじり、ベランダガーデン、または室内に飾られた鉢植えの植物たちは、ある時お花のつぼみがつきはじめて、やがて美しい花が咲き私たちを堪能させてくれます。そのあとお花はどうなるかといいますと、時間とともに萎(しお)れていって水気がなくなり色があせ、『花殻』となるのです。この花殻ってどうしたらいいんだろう? と思われる方は少なくないでしょう。放っておいていいのかな? でも何かしたほうがいいのかな? そのまま放っておくと汚い感じだし。今日は、お花が私たちを楽しませてくれたあとの花殻はどうしたらいいのかをお話しします。
★ ノウゼンカズラ(凌霄花) 鈴鹿市内の街なかにて撮影・・・
・蔓の長さ・・・3m〜10m
・花期・・・7月〜8月
花が終わって花殻になったら花殻をなるべく早いうちに摘み取りましょう。
なぜ摘み取るの?
- 花が終わって、萎れていくとそこには種ができます。種ができるときには種となる部分に多くの養分を必要とするので次に咲こうとする花の芽に充分な養分が供給されずに次に控えている花の咲くテンポがガクッと落ちたりするので、次の花に養分が充分に供給されるようにするために花殻を摘み取ります。摘み取ることによって次々と花芽が膨らみ多くのお花を楽しむことができるようになります。これが花殻を摘み取る一番の理由す。
- ふにゃっとした花殻がいつまでもあると、そこに湿気を持ちべたっとした感じになり病気が発生しやすくなります。病気がその部分に発生した場合には植物全体に広がってしまいますので、予防のために花殻は摘み取りましょう。
- 花殻は、茶色く、シワシワで見た目にもハッキリ言って美しくないので、摘み取って植物を美しい姿に整えてあげましょう。
摘み取る位置は?
- 花殻の下の茎の分岐点で摘み取りましょう。樹木で例えると枝分かれしている二股、または三股の股の部分で摘み取ります。
方法は?
- できればハサミではなく、手でつまんで摘み取りましょう。なぜかというと、ハサミで切ってある茎の部分に病気を持っていたとしたらその菌を、次々と花殻を切り取るたびにうつしてしまうからです。手で摘み取れないくらいの太さ場合は、ハサミで切り取ってください。
さあ、美し姿を維持しつつ、より多くにお花を長い期間愛(め)でましょう。
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