2015/08/16

ガーデニング初心者・中級者にワンポイントアドバイス 〜芝生の年ごとのメンテナンス、エアレーション編〜

 芝生広場のメンテナンスで、年に一、二回のペースでする項目についてお話しします。

 

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★ 夏を代表する花 ムクゲ(木槿 学名 Hibiscus syriacus) 

 ・樹高・・・3m〜4m

 ・花期・・・7月〜10月

    鈴鹿市内の街なかにて・・・

 

 芝生のメンテナンス(管理)のお話しを、草引き・水やり・肥料やり・芝刈りの四っつの項目についてこれまでのブログでお話ししてきました。これらの内容は、やったことがない人でも言葉は耳にしたことがあると思いますし、なんとなくの想像はつくと思いますが、エアレーションというあまり耳にしたことがないメンテナンスについてお話ししたいと思います。

 この聞きなれないメンテナンスをすることで、より一層品質の高い芝生広場へとグレードアップします。グレードアップした後は、さらに芝生広場のことが愛(いと)おしくなりお手入れにもチカラが入ることでしょう。好循環間違いなしです。

 

エアレーションとは

 エアレーションというのは、芝生の根っこのところの環境を良くしてあげましょうというものです。それは、月日とともに根っこのところの土がだんだん締まってきて固くなってきて、芝生の根っこが成長しづらくなる(伸びづらくなる)とか、土中の通気性が悪くなり根っこの呼吸がしづらくなる、排水性が悪くなり土中に雨水が滞留しやすくなり根っこが呼吸できなくなるなどの影響が出るので、土の中の環境を改善してあげましょうというメンテナンスです。そして、土中の通気性が良くなるとバクテリアも発生しやすくなり、バクテリアの排泄物によって土中の養分も充実します。

 また、芝生の根っこを適度に切断することで、新たな根の発根を促しましょうというものです。エアレーションをすることで、いろんな作用が働き芝生が元気になります。

 

エアレーションのやり方

 具体的にどういうことをするのかと言いますと。芝生の上から直径1㎝、深さ10㎝くらいの穴を縦横5㎝〜10㎝間隔ぐらいのピッチで縦横無尽に開けるのです。穴を開けるのは芝生のエアレーション専用道具を使います。道具は、小面積用からゴルフ場様のものまで様々なものがあります。家庭用ですと足で踏んで穴を開ける道具で一度踏むことで3箇所くらい穴を開けることができ、価格も数千円で購入することができます。

 エアレーションの道具は芝生の広さに応じて適した道具を選んでください、広さに対して適していないと予想以上に作業に手間暇がかかってしまうことや、逆に大きすぎて使いづらいこともあります。

 エアレーションの穴はあけたそのままでもいいのですが、新しい土で埋め戻すとさらに大きな効果を期待することができます。芝生広場の排水状態が悪かったならば川砂(洗い砂)で埋め戻すことををおススメします。川砂は山砂(真砂土)より排水性に富んでいるからです。

 

 エアレーションは春か秋にしましょう。芝生が極度に弱っていなければ年に一回のエアレーションでいいと思います。

 

 さあ、芝生メンテナンスの新たな領域にあなたもはいってみませんか?

 

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 山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、ただいまリニューアルオープンの準備中です。

 

8月下旬リニューアルオープン予定です。

よろしくお願いいたします。

投稿者: GardenPorter

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