2015/09/14

「秋の七草」を、おうちで愛でてみよう。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」

(秋の野に咲いている花を、指折り数えてみると、七種類の花があります。)

「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」

(ハギノハナ、オバナ=ススキ、クズバナ、ナデシコノハナ、オミナエシ、フジバカマ、アサガオノハナ=キキョウ)

この二首の和歌は、日本最古の和歌集である万葉集におさめられており、山上 憶良(やまのうえ の おくら)が西暦700年くらいの時に読んだものです。1,300年前ということですね。

この二首が、秋の七草の由来とされています。意味合いは、きびしい冬が訪れる前に咲き誇る秋の花の美しさを愛でるものです。

1300年前の万葉集の和歌に想いを重ね合わせつつ、当時と全く変わらないで咲き続けてきた草花を手にとって愛でてみませんか? きっと、例年と一味違った秋を楽しむことができることでしょう。

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①ハギ(萩)

学名・・・Lespedeza

科名・・・豆科

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②ススキ(芒・薄)

学名・・・Miscanthus sinensis

科名・・・イネ科

写真は屋久島ススキ ¥550−(税抜き、 ※送料が別途必要です)

③クズ(葛)

学名・・・Pueraria lobata

科名・・・マメ科

(現代では、すっかり雑草となってしまっていて、樹木や電柱をすっぽりと覆ってしまうほどに繁殖しています)

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④ナデシコ(撫子)

学名・・・Dianthus superbus var. longicalycinus

科名・・・ナデシコ科

写真はカワラナデシコ ¥400−(税抜き、 ※送料が別途必要です)

⑤オミナエシ(女郎花)

学名・・・Patrinia scabiosifolia

科名・・・オミナエシ(スイカズラ)科

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⑥フジバカマ(藤袴)

学名・・・Eupatorium japonicum

科名・・・キク科

¥500—税抜き (※送料が別途必要です)

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⑦キキョウ(桔梗)

学名・・・Platycodon grandiflorus

科名・・・キキョウ科

春の七草は七草粥として私も毎年1月7日に食べますが、秋の七草は、ほとんど意識して愛(め)でていなかったので、今年から気に留めてみようと思っています。

春の七草・・・セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

ちなみに、夏の七草というのもあります。

夏の七草・・・イネ、アワ、キビ、ヒエ、ゴマ、アズキ、ムツオレグサ(カズノコグサ)

山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、昨日(9月11日にリニューアルオープンいたしました。

よろしくお願いいたします。

 

投稿者: GardenPorter

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