今日は、無機質な鉄製の手すりを、秋の紅葉で彩ってみました。
★左から、モミジ、ニシキギ、モミジ
(紅葉、 錦木、 紅葉)
〜 SOU・SOU 在釜(ざいふ)エントランス にて 〜
モミジ(紅葉)
・学名・・・Acer
・樹高・・・大きなものでは20mを超す(写真は1m)
ニシキギ(錦木)
・学名・・・Euonymus alatus
・樹高・・・2m〜3m(写真は1m)
発 想
日常、毎日のように昇り降りする階段。そのところに、生きた彩(いろどり)があったとしたら・・・と、想像してみてください。
そんな発想から、マンション等でよくある、通路や階段ん手すりに、植物の彩(いろどり)を添えてみました。
植物のチョイス
彩を添えるのは、これから秋が深まって行くに従って綺麗な紅葉を見せてくれる紅葉樹です。
紅葉樹といっても大きな樹木ではなく、幹が鉛筆の太さくらいの苗木をつかいました。
樹種は、紅葉といえばこれと言うくらいポピュラーなモミジと、とても透明感のある美しい赤色に紅葉するナナカマド、それと、ナナカマドと優劣つけがたい発色の紅葉を見せてくれるニシキギの3種類です。
鉢にもこだわる
植える鉢の素材も無機質なものに添えた時に引き立つように、竹筒を加工して鉢にしました。竹は、ご存知の通り中は空洞になっていて、ところどころに節があります。その両方をうまく活用することで、天然の容器や鉢に様変わりします。
生け花用にしたい場合は、節を残しておくことで、水をためることができます。また、植木鉢として活用する場合は、節に指の太さくらいの穴を開けて、底穴を作り、水が抜けるように加工します。
竹の節は、厚みが結構薄いので、鉄筋やドライバーなどで突くと、わりと簡単に穴が開きます。様子を見ながら少しづつ、つつきましょう。勢いよく突くと、バリッと節が取れてしまい、大きな穴になってしまう恐れがあります。
植える
竹筒の鉢の底穴に、土がこぼれ落ちてこないように、樹脂製の底網を敷き、土を入れます。その際、植える苗木の根鉢分を差し引いた深さまで土を入れます。
★土を移植ゴテでこぼれないように丁寧に投入する。
〜 SOU・SOU 在釜(ざいふ)エントランス にて 〜
次に、苗木のビニールポットをはずして、竹筒の中に収めます。枝ぶりをみて、一番様(さま)になる方向に苗木をくるくるっと回して、格好を定めたら根鉢の上から土を投入して、根鉢と竹筒との隙間を埋めます。
水をやって、ハイ完成!
★左から、ナナカマド、モミジ、ナナカマド
( 七竃、 紅葉、 七竃 )
〜 SOU・SOU 在釜(ざいふ)エントランス にて 〜
ナナカマド(七竃)
・学名・・・Sorbus commixta
・樹高・・・7m〜10m(写真は1m)
★完成直後に、建物の利用者の方々から、「ニシキギがカワイイ!」とにこやかに言っていただきました。女子ウケがよろしいようです。
〜 SOU・SOU 在釜(ざいふ)エントランス にて 〜
記事・・・上坂明靖
山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、昨日(9月11日にリニューアルオープンいたしました。
よろしくお願いいたします。