本日は木曜日、新年初入荷の日となりました。
新着商品はこちら。
・イワカガミ
・イワカガミダマシ
・乙女姫リュウキンカ
・オレンジ姫リュウキンカ
・カタクリ
・ニオイスイセン「ジョンキル」
・トクワカソウ
の計7点の草花たちが入荷しました。
なにか気になるものはございましたか?
中でも乙女姫リュウキンカってどんだけ女子力高いんだよって感じですよね。
ぜひ気になるものがあればサイトをチェックしてみてください。
さて、今回はこの中からイワカガミという山野草を紹介していきます。
それにプラス!
今までに入荷した商品の魅力を再発見しようということで、食べごろになったフキノトウの食レポも後半に書いてみたいと思います。
イワカガミについて
- 学名・・・Schizocodon soldanelloides
- 属名・・・イワウメ科イワカガミ属
- 花色・・・ピンク
- 花期・・・4〜7月
- タイプ・・・多年生宿根草
特徴
名前を漢字で書くと岩鏡。
その由来は山地の岩場によく生息することと、丸く光沢のある葉っぱを鏡に見立てたことによります。
春になると花茎を伸ばし、先端にピンク色の花を数個咲かせます。
花弁は5枚に分かれ、先端には細かい切れ込みが入っているのが特徴的です。
また、寒さに強く冬季でも地上部を残し、紅葉も楽しむことができます。
一方暑さには弱く、夏期は涼しい日陰で遮光してあげないと夏越しは厳しいかもしれません。
原産地
日本固有種で、九州から北海道にかけての山地に分布しています。
低山帯から高山帯の草地や岩場に幅広く生息しているようです。
その他
実はイワカガミによく似た種はたくさんあり、イワカガミダマシ、イワウチワ、トクワカソウなど少々紛らわしいです。
どれも葉も花の形も似たり寄ったりですが、イワカガミは花弁の先が細かく列片するところで見分けられます。
育て方
山地の岩場に自生することから、冷涼で水はけのいい環境を好む植物です。
春はなるべく日なたか明るい半日陰で管理しますが、暑くなってきたら涼しい日陰に移してあげます。
用土は赤玉土に少し腐葉土を混ぜるなど、水はけのいい環境を用意します。
冬季の休眠期には鉢が乾ききらない程度に水やりをしましょう。
暑さと蒸れを嫌う植物なので、温暖な地域での夏越しは少し難しいかもしれません。
以上、イワカガミの紹介でした。
ここからは以前紹介したフキノトウを調理した様子をレポートしていきたいと思います。
↓フキノトウの紹介記事はこちら↓
[blogcard url="http://www.gardenporter.com/blog/2015/12/14/20151214093020/"]
①収穫
実はフキノトウを食べるのも調理するのも始めてな私。
紹介記事のタイトルに「食べてもおいしい」なんて書いといてあれですが、本当においしいのでしょうか?
ほんのりとした苦みが美味しいとはいいますが、ただ苦いだけなのでは・・・?
そういった疑問を晴らすときがついにやって来ました。
まずはフキノトウの収穫です。
・・・といっても手元にはこの1ポットのみ。
しかも結構蕾が開いてしまっています!
話しによるとまだ蕾が硬く閉じた状態の、中の花が見えるか見えないか程度のものが苦みが少なく食べごろなんだそうです。
これ、完全に食べごろ過ぎてません!?
どうやらお正月休み中に食べごろを迎えてしまったようです。前々から計画していたのに!
なんてつべこべ言っても仕方ありません。気を取り直して調理開始です。
②アク抜き
包丁で真っ二つにしたフキノトウ。
なにか黒い種のようなものが見えますが、大丈夫でしょうか。
沸騰したお湯に塩を加えて1分程度茹でます。
茹でたら冷水にしばらく浸けておきます。
苦みが苦手な場合は1時間程浸けておくと充分にアクが抜けてくそうなのですが、嫌な予感がしたので2時間ほど浸けておきました。
③味付け
そうしたらめんつゆと鰹節をかけて、フキノトウのお浸しの完成です!
この極小の盛り付けとお皿の余白、まるで精進料理のような高級感を醸し出してはいませんか!?いませんね。
しかし見た目はそんなにまずそうじゃなくて安心しました。
たった一口で白黒つくこの料理、早速いただいてみます。
口いっぱいに広がるかつおの香りと共に、フキノトウを思い切って一噛み。
すると青々とした爽やかな味が・・・春だ。これは春です。
めんつゆの中で春が踊っています。星野源の「桜の森」が脳内でリピート!
ん?に、苦い?あ、苦い!遅れて苦みがやって来ました。
でも嫌な苦みではなく、さっぱりとした苦みです。
苦みまでさわやかです。春だ。これは春です。
というわけで、フキノトウはほろ苦い春を感じられる、青春の山菜でした。
ぜひ皆さんもお試しあれ!
記事・・・飛田亮